「認知症の親におすすめの携帯電話はないかしら?」
高齢の親が長年用してきたガラケーの携帯電話のバッテリーの持ちも悪くなってきて、そろそろ買い替えの時期かもしれません。
でも、親も最近認知症が進んできているのを実感しているのなら話は別です。
結論から言えば、認知症の親におすすめの携帯電話はない!ということなんです。
なぜなら
・認知症の親はすぐに携帯電話を失くすから
・認知症の親は新しい携帯電話の使い方が理解できないから
もちろんスマホなんて無理である
・もう携帯はスマホの時代でガラケー機種が少ないから
・認知症の親に携帯電話を与えるとひっきりなしの電話で子供がノイローゼになるから
などなど大きなデメリットがあるからです。
高齢で認知症が進んできた親は携帯電話の利用状況はどうですか?
ほとんど家の固定電話からではないですか?
認知症の親におすすめの携帯電話はない理由①失くすリスクが大きい
高齢になると誰でも物は擦れが酷くなります。
それが認知症なら、もう物忘れや置忘れは多いはずです。
せっかく買ってあげた携帯電話もすぐに行方不明になる可能性は決して低くはありません。
今回の認知症の親の携帯電の買い替えが「失くした」ことが原因なら、そろそろ携帯電話の使用も考え直すべきです。
認知症の親におすすめの携帯電話はない理由②ガラケーも販売中止だしスマホを親は使えない
いくら簡単操作を売りにしている携帯電話の機種でも、おそらくその使い方を教えるのに苦労することは間違いないでしょう。
親:「・・・・・・」
子供:「だから短縮ダイヤルで登録しておくから!簡単でしょ?」
親:「もぉ~、ややこしゅうてようわからんわ!」(怒)
こんな押し問答が続くはずです。
認知症の親におすすめの携帯電話はない理由③親からのひっきりなしの連絡で子供がノイローゼになるかも
逆に認知症も軽くて親が携帯電話を使いこなせるようになっても困ることがあります。
それは、親からひっきりなしに来る電話連絡です。
認知症になれば、生活で困ることもたくさん出てきます。
もちろんそれが重要なことならよいのですが、多くはたいしたこどないことばかりです。
「テレビのリモコンが見つからない」
「お父さんが帰ってこない」(もう何年も前に亡くなっているのに)
「あれ買ってきて!今すぐに!」
挙句の果てには、電話をかけてきても
「あんたに言うこと 忘れた・・・」
なんてこともあるでしょう・
これが毎日毎日何度も続くようになると子供もついついイライラしたり、もうノイローゼになりそうな深刻な悩みにもなりかねません。
認知症の親に持たせる携帯電話をどうする?
認知症の親に携帯電話を持たせておくことは安心にも繋がります。
ただ日頃の電話連絡は、実家の固定電話で事足りることも多いです。
親の認知症の進み具合によっては、そろそろ携帯電話を解約して他の手段を考えるのもおすすめです。
今のうちにスマホを持たせ慣れさせる
認知症が進んでからスマホを持たせても、大きな拒絶反応を起こすかもしれません。
そもそもガラケーに慣れ親しんできた高齢者にとって、いくら便利なスマホであっても無用の長物です。
しかし高齢者にスマホを持たせることで家族がとても助かることは間違いありません。
例えば
・GPSによる位置情報
・テレビ電話
などたくさんあります。
ですので、可能であれば今のうちに高齢の親にスマホを持たせることもおすすめです。
でも、これって結構難しいのも事実ですけどね。
新しい物には大きな拒絶反応を示すのは高齢者あるあるですからね。
認知症の親の携帯電話におすすめなのはこれかも?
認知症の症状もさほど深刻ではない場合のおすすめの携帯電話は「トーンモバイル」かもしれません。
おすすめの理由は以下の通りです。
- とにかく値段が安い
- 見守りにも使える
- 家族が遠隔操作できる
今、子供持たせる携帯で人気なのが「トーンモバイル」です。
子供に持たせる携帯の親の悩みと高齢の親に持たせる携帯の子供の悩み。
とても共通しているんです。
トーンモバイルのホームページより
詳しくはトーンモバイルの公式ホームページを見ていただきたいのですが、一部抜粋しておきます。
Toneファミリーを使えば、親の携帯も懸隔操作できるもはありがたいです。
詳しくはトーンモバイルの公式サイトを確認してみてください。
ガラケーのGPSで認知症の親を見守る?
確かにがれけーのGPSで認知症の親の見守りを使用と思えばできました。
ドコモの場合、i-modeの「ケータイお探しサービス設定」を行うだけでしたからね
参考:ドコモGPS設定
でもi-modeのサービスも終了になり、ガラケーのGPSで認知症の親を見守ることはできなくなりました。
認知症の親におすすめの携帯電話はないから今のを解約してコレを持たせてあげて
認知症の親に携帯電話を持たせたい理由。
それがGPS機能を使いたいという方も少なくありません。
「帰り道がわからなくなり迷子になって大騒ぎ」
そんな事件が認知症hの親なら一度や二度はあることです。
そんな時に「GPS機能のあるスマホさえ持たせておけばすぐに居場所がわかったのに・・・」と後悔したたかもしれません。
でも、それって無理な話なんです。
スマホどころか操作が簡単なガラケーの高齢者専用携帯電話やキッズ携帯を持たせることももう難しくなってきているおいてください。
いくら簡単操作を売りにしている携帯電話の機種でも、もはや使いこなすことは認知症の親には無理な話なのです。
しかし携帯電話のGPS機能は使いたいですよね?
携帯電話以外でGPS機能が使える物もある
携帯電話以外でもGPS機能を備えている物があります。
それは子供見守り用携帯キーホルダーです。
小さな子供が持ち歩くために開発されていますから超小型で超軽量、さらにバッテリーの持ちもすごいのです。
※1回の充電で1週間連続使用可能
介護用にも似たような商品がありますが、市場規模の大きさの違いから料金も高く性能もイマイチです。
子供見守り用けGPSキーホルダーなら月額料金500円程度ですから、介護保険適用かどうかを気にする必要もありません。
そろそろ携帯も必要なくなるタイミングだから解約も考えておいて
高齢の親の携帯料金をチェックしてみてください。
ほとんど使っていないのではありませんか?
まして、親が認知症ならまず使っていないはずです。
毎月数千円の携帯料金ももったいないですし、解約して携帯GPSキーホルダーに替えることも検討してみてはいかがでしょうか?
同居の親は少し認知症気味である。 そんな親で困るのが 徘徊 です。 意外なことに身体だけ弱ってしまって自分で満足に動けない高齢の親ほど四六時中 なになしらの文句や嫌味をいうくらい頭はしっかりしています。 でも逆に文句も言 …